夏代孝明さん作詞作曲のニア(Near)と、その動画についたあるコメントの秀逸

もう4年前だと思うのだが、当時中学生だったある女性の生徒がレッスンで歌っていた曲の一つが夏代孝明さんのニアだった。

 

そのYoutube動画を今改めて見て、そのイラストとこの動画に3年以上前に寄せられたコメントに驚いた。

ニア / 夏代孝明 MV - YouTube


www.youtube.com

それは、「こーでぃ」さんのコメントだ。

以下にコピペする。

 

【コピペ開始】

自分なりの解釈を言うと、

(長文注意)

この世界はウイルス的な何らかの影響で人類が生きれなくなってしまった。(半壊している部屋の様子と、後半の「明日の無いこの暗い空の下」という歌詞、机の上の「月面移住計画」という資料から、恐らく外のでっかい建物がその装置。そして男の人がそれに携わっているのもわかる) そして部屋の絵の女の子(恐らく男の人に近しい誰か)が何らかの原因で男の人が幼い頃にいなくなってしまった。

 

もう一度会いたい意味も込めてニアを作った。 しかし機械のニアは感情が無いため哲学的、感情論的な質問には答えられない。 しかし、右下の数字(上から、ニアの歳、男の人のニアへの問いかけ、ニアの問いかけに対する応答)が増え続けているのを見ると質問し続けていたのがわかる。

 

そして2番になり、ニアの表情に笑みが現れたため、恐らく感情を持つようになった。 絵の部屋の左側に出てくる未知の機械からこの世界は今からずっと先の未来を描いているのと、この男の人は科学者であることがわかる。 「君がいるこの星を忘れたくはないんだよ」という歌詞から男の人はあえて月に移住せず、この星に残ったと考えます。

 

机の上の(おそらく空の)注射器が増えているのは恐らくウイルスのワクチン的なものを男の人が自分に打っていた? 男の人が死んでしまったのはワクチンのストックがなくなったから? そして最後に右下の数字の「男の人の問いかけ」の数字だけ1つ増えているのは、男の人は死ぬ寸前にニアに質問をして、ニアがそれに答える前に男の人が死んでしまったから。 そして机の上の資料の「月面移住計画」が「時間遡行計画」に変わっているのはニアが最後に聞いて答えることが出来なかった男の人の問いかけに答えるためにニアが計画したものだと思われます。

 

最後の絵に誰もいなかったのをみると、恐らくニアが過去に戻ることが出来たからではないでしょうか。 もしかしてもしかすると、写真の女の子は未来から過去にタイムスリップしてきたニアなのかも知れませんね。 バラバラな解釈ですいませんでした。

m(*_ _)m そして夏代さん。最高の歌をありがとうございます。

 

2020.4.8追記

久々に懐かしくなって聴きに来たらこんなにいいね貰っててびっくり!!(笑) もう約3年も経つんですね〜。当時初めて聞いた時は感動し過ぎて考察をせずにはいられなかったんですよね!今見るとちょっと恥ずかしいですね(笑) ここから隙自語 いまではこういったコンテンツが好きなのがきっかけか美術を目指すようになり、一年の浪人を経て某美大に受かることができました。今ウイルス云々でまさにこのMVの世界のような大変なことが起きていますが、一緒にこの曲を聴いて乗り越えましょうね!!いまでもこの曲は大好きです!!   

【コピペ終了】

 

 

ワクチンを射ち続けてこの地球で生き長らえ、ゆくゆくは月面に移住しようとしていたが、そこに幸福はなく、時間遡行計画によって、パンデミック以前のあの時代に戻ることを選ぶ。

というストーリーを2017年に発想したのが凄い。

 

この月面移住計画を、月に掛けてムーンショット計画と読むと興味深い。

ベッドに横たわる男性の肉体は、すでにワクチン漬けで自然免疫が弱りボロボロになってしまったためそこに捨て去られ、意識だけをVRの世界で存続させる予定だった。しかし、それを悲しんだニアが、男性の意識と肉体が分離される直前に、おそらく量子テレポーテーション(あるいはタイムマシン)で、パンデミック以前の世界に彼の肉体と精神を戻してあげた、というお話を勝手に想像してみた。

 

 

井藤 好