片対数グラフという代物

今週のお題「急に寒いやん」

↑Hatena Blogさんからいただいたお題

 

 

もう道にはがいっぱい落ちています。

 

今週、私の群馬の住まいで、夜は湯タンポ入れて眠り、早朝はエアコンの暖房を入れて、ちょっと、数学の勉強をしていました。

 

数Ⅱ対数について学んでいたので、ちょうど動画で見た村上康文先生のレクチャーがよく分かりました。片対数のグラフと言うのだそうで、縦軸が対数になっているのですね。底が10の常用対数です。

 

これだと、比べる相手が万の位の値(10の4乗)で、自分が百の位(10の2乗)であって、圧倒的に負けているのに、均等メモリとしては2メモリ(4乗マイナス2乗)しか差がないし、百の位での50の変化と万の位での5000の変化がメモリ上では同じ起伏に見えるんだ!

 

なんで、こんな表現をするのか。

対数なんて分からない(すっかり忘れた)ご老人や、まだ習っていない子供たちを幻惑するつもりなのか?

困ったものだ。

https://x.com/yamajitoru/status/1700134897703395721?s=20

 

ちなみに、ピアノの鍵盤も対数メモリになっているからね。

周波数を真数として、440HzのA音が、白い鍵盤を7つ上がったA音で2倍の880Hzになり、さらに7つ上がったA音では4倍の1760Hzになる。続いて同様に8倍、16倍に。

440HzのA音の隣のB音は約494Hzだけど、1760HzのA音の隣のB音は約1976Hz。

つまり、鍵盤としてはどちらも同じ幅なのに、一方は494-440=54の差、他方は1976-1760=216の差になっている。

 

対数メモリは小さな差を大きく見せ、大きな差を小さく見せる時に、都合がいいわけだ。

中和抗体価の見比べにこれを用いるとは、悪辣やな。

 

 

井藤 好