イーラン・マスク「このままでは日本は自滅します」

このところ、通ってくださっている生徒さんで、レッスンを始める前に、「あのぅ・・・、マスク外してもいいですか?」とか、体験レッスン申し込みの電話で「子供なんですが、マスクしないとダメですか」と尋ねる方が現れてきました。

もちろん、私のレッスンはそもそも生徒さんのマスクの着脱は自由なので「着けなくて、全然大丈夫ですよ」と答えています。「生徒が着ける場合はできるだけ私も着けますが、生徒の着脱は自由」というスタンスです。

 

マスクしている生徒の親御さんにも、「もうずいぶん暑くなってきましたから、私へのお気遣いでしたら、マスクはしなくて結構ですよ」とお伝えすると、「ありがたい!」と喜ばれました。しかし、親御さんは喜んでも、肝心の生徒本人が、恥ずかしい・人目が気になる・まだコロナが怖い、などの理由で外さないこともあります。

そりゃ、今日までの2年間以上、学校でマスク外そうものなら、先生からは叱られ、友達からは注意され疎まれしてきたのですから、急に外していいよと言われても逡巡するばかりでしょうね。

 

OKスタジオの生徒ではないのですが、ある小6女子が私に話してくれたのは、学校で給食の時間に、校内放送で楽しい音楽をかけたらみんなが大笑いしたので、あとで先生に大叱られしたことです。「みんなが大笑いするような音楽を給食の時間にかけてはいけません」と。・・・黙食っていうやつですか。悲しく寂しい食事時間ですね。

 

尾身食い(マスク会食)という非常に不潔な食事作法を知った時にはびっくりさせられましたが、その子の学校でもさすがにこれは強制させられていないようでした。あんな食べ方をしていたら小学生のマスクは、スープの汁や食べかすの飛沫でめちゃくちゃ汚れるし、それを給食後の授業でも着け続けるとしたら、マスクで大量のバイ菌を培養させている愚行でしかないと思います。

 

コロナ騒動が席巻したあとのいろいろな爪痕が残っています。最近では、2回接種した人の方が未接種者よりも感染しやすい世代が半数であるという事実が厚労省から発表されてしまいました。また、その厚労省が、屋外で人との距離が十分に取れる場合や屋内でも会話などがなければマスクはしなくていい、と言っていてもマスクを外せ(さ)ないメンタリティが日本人に定着しているようです。日本人が「社会性」だと思っているものはたいてい「世間体」なので、大きな公組織である国が許しても、世間が許さなければなかなかマスクは外せないということもありそうです。

 

しかし、その世間とは何でしょう。なんだか実態の分からない個々人の思い、あるいはその最大公約数に過ぎないのかもしれません。

 

ーけれども、その時以来、自分は、(世間というものは個人じゃないか)という思想めいたものを持つようになったのです。ー 太宰治人間失格

 

 

自滅しないよう、表情を見せ合ってコミュニケーションしたいものです。

 

 

 

 

井藤 好

 

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「マスクは人の目を気にして着用するものではない」現役医師が"マスク離れ"できない人たちに伝えたいこと (msn.com)