コオロギパンを耳まで全部食べろ、という相互監視教育

小4女子2名と話した。彼女らの質問は「先生、SDGsって悪いことなんですか?」というものだった。

 

まもなく食糧危機がやってくるから、今から昆虫を食べることにシフトしようという流れがあります。例えば、コオロギは高蛋白(牛肉の3~4倍)で、一般的な家畜と比べると餌は少なく、育成するための土地は小さく、結果的に温室効果ガスや二酸化炭素の排出量が少なくて済む(体重を1㎏増加させるために必要な水資源は牛が22000L、豚が3500L、コオロギは4L、温室効果ガスの排出量は、同体重あたりコオロギは牛の1/28、豚の1/11だそうです)。このような環境にやさしい資源を活用することで、気候変動の災害に対する人類の適応能力を向上させ、持続可能な食糧生産システムを確保するのもSDGsです。

 

ところが、このコオロギは当然、天然の採集ではなく養殖です。最も効率よく繁殖させるために、養殖場では室温を常に30℃に保ちます。私たちのエアコンでは、脱炭素の考えから、暖房時20℃以下に設定するように勧められますが、コオロギ養殖場は常に30℃です。与えるエサの成分、コオロギ自体の毒性(加熱処理後も芽胞形成菌の生存、カドミウムなどの重金属類の生物濃縮)やアレルギー源性、遺伝子操作による品種改変が、それを食した人体に与える影響は未知数です。

 

まあ、そんなような話をしましたが、粉にしてパンなどに混ぜると言ったにもかかわらず、女子だからなのか、昆虫の姿かたちに対する生理的な嫌悪感が先立ち、写真を見て「キモい!絶対食べたくない。給食に出てきたらアレルギーだと言って食べなくていいことにしてもらおう。」などと言うばかりでした。

 

私は「でも、君たち、さんざん学校で鼻までマスクしなさいと言われて、クラスの友達同士でも『怖いウィルスが流行っているんだから鼻までマスクしないのは悪いことだ』とお互いに注意しあってきたよね。同じように『食べ物がなくなってきているんだから給食のコオロギパンを耳まで食べないのは悪いことだ』とお互いに注意しあうようなことにならなければいいが」と心の中でつぶやきました。

 

食料危機も、誰かがそういうことにしようと決めるからやってくるのか?

グローバル全体主義反対。環境ビジネスに騙されないぞ。

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井藤 好