夏合宿六日目

7月30日


朝8時頃上下町をあとにした僕らは、福山駅に出て、駅ビル内の「サンマルクカフェ」さんでスイーツをいただく。僕はここのプリンアラモードのファンだ。そのあと、鞆鉄バスで鞆の浦(鞆港)へ。鞆の浦の「いろは」さんで昼食。このお店は宮崎駿さんがデザインされ、女将はポニョのモデルとなったらしい。店内のBGMはジブリの音楽だった。久石サウンドをバックに、僕は鯛アボガド丼膳をいただく。上品な潮の味わい。

そのあと、市営渡船で仙酔島に渡り、海水浴。よく晴れていてたちまち日焼けしそうだ。f:id:okstudiotoday:20160802033657j:plain1時間半ほど泳いだらチェックインの時間となる。本日の宿泊場所は「国民宿舎仙酔島」さん。お風呂も夕食も素晴らしかったが、生徒たちが何より喜んだのは、宿舎が企画する、この無人島の星空の下での海ホタル採集イベントだ。f:id:okstudiotoday:20160802034415j:plain
夏の大三角を形成する星座を始め、星々がはっきりくっきり見えるのは東京の夜空とかなり異なるが、その星空に負けず劣らず美しかったのが海ホタルであった。上の写真は星ではなく、瞬く海ホタル。

海ホタル採集・観賞のイベントに参加申し込みをした宿泊客は、夜8時20分に浜辺に集合して釣具を受け取る。釣具と言っても、3mぐらいの紐の先にラムネの瓶が結わかれていて、その瓶の中に釣餌が入った特殊なものだ。

紐の、瓶の結わかれていない方の一端をしっかりと片手に巻き付けて、空いた方の手で瓶を浜辺から海中(波打ち際)に投げ込む。5分ほど放置してから紐をたぐり寄せ瓶を引き上げ、瓶の中にいっぱいに入った海水を夜の真っ暗な浜辺にぶちまける。そして、海水をぶちまけた砂の辺りを手のひらでパンパンと勢いよく叩く。すると浜辺の砂が青白く光り出すではないか。いや、光っているのは砂ではない。瓶の中の海水に含まれていた海ホタルという甲殻類の生物だ。叩かれた刺激に対する防御反応、威嚇で光るのだ。f:id:okstudiotoday:20160803033507j:plain
海ホタルがよく採れる条件の一つは海がキレイということだそうだ。無人島なので生活用水が流れ込まない海。


いよいよ、明日、帰京だ。




井藤 好

夏合宿五日目

7月29日


上下町からJR福塩線でおよそ20分で河佐駅に着く。河佐駅から徒歩で15~20分のところに河佐狭がある。

周囲をいっぱいの緑に囲まれた遊泳地区だ。
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f:id:okstudiotoday:20160802032341j:plain滝壺ジャンプ的な


僕らは朝の9時から午後3時ぐらいまでここで遊んだ。そのあと、昨日から宿泊している、上下町駅前にあり、優しい女将のいる「寿旅館」さんに戻り、生徒たちは夏休みの宿題に集中。


「寿旅館」に連泊。



井藤 好

夏合宿四日目(2)

宮島表参道商店街にて焼きたての熱い牡蠣などを食べたあと、宮島をあとにして広島県府中市上下町に行く。

 
新白島から高速バス「ピースライナー」で約2時間後、午後5時30分頃、上下町に着くと「寿旅館」さんでチェックインを終えた僕らは、「はら食堂」さんで広島風お好み焼きをいただく。

老練なマスターが調理する過程を眼前にし、生徒たちが様々な質問を投げかける。それに対しユーモアを交えて子供にも分かり易く答えるマスター。味はもちろん、絶品。実は、子供たちは強く望んで、翌日も「はら食堂」で同じメニューを食べたほどだ。

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そのあと、寿旅館に戻り生徒たちがTV番組を見ている間に、俺はコインランドリーへ皆の衣類の洗濯に。田舎の夜のコインランドリー「せんたく倶楽部」。まだ夜8時すぎだが周囲は真っ暗だった。
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上下町は父が生まれ育った町。僕が子供の頃、連れて行ってもらった時とあまり変わっていない。
 
 
井藤 好
 

夏合宿四日目(1)

7月28日

 

 

宮島も世界遺産で、平和記念公園に負けない国際的な観光名所なため、外国人観光客がとても多かった。


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しかし、暑い。
 
 
僕らは、朝8時頃到着しさっさと厳島神社の参拝を終えた。その頃はまだ涼しかったが、どんどん観光客が増え始めたお昼近くには頭がくらくらしてしまったほどだ。
 
それで、僕らは、あなご丼やかき氷といった夏バテ予防に効果がありそうな昼食をとり、みやじマリン(宮島水族館)に避暑。


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カブトガニとナマコ(触れることができます)
 
 
 
弥山に登るのは諦めた。理由は、太陽のせいであるが、これは不条理ではない。
 
 
 
井藤 好

夏合宿三日目

7月27日

 

富士見園で朝食をいただき、井口港8:40出発のバスで8:45大三島BSへ。そこで、しまなみライナーという高速バスに乗り換えて、瀬戸内海の美しい景色を走り抜け約2時間後、新白島で下車。新白島駅からアストラムラインという電車で本通駅へ。本通駅から徒歩で平和記念公園へ。

 
平和記念資料館に入ると、今日までカブトムシだカニだと騒いできた小学生たちが食い入るように展示物を見つめ、みるみる神妙な顔つきに。私の両親は広島出身だが被爆者ではない。しかしながら、幼い頃遠くで閃光がピカッと輝いたかと思ったらドーンと大きな音が聞こえたと話す。被爆者である伯母は齢90近いが非常に元気で今も畑仕事などに動き回る。不謹慎なことを言うようだが、ゴジラのようにたくましい。

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平和祈念・死没者追悼空間
 
 
それにしても、平和記念公園は外国人観光客が多く、この日は全体の50%以上が外国人だと見受けた。平和記念資料館も平和祈念館も設備が充実していて教育施設としても立派であった。

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今日の広島はよく晴れて暑い。33~35度か。1945年8月6日の陽射しも、今日のように熱く、無情にも被爆者を突き刺し続けていたと聞く。
 
 
 
井藤 好
 

夏合宿二日目

7月26日

 

小豆島から高松に戻り、今治まで予讃線特急電車(いしづち・しおかぜ連結)で。

今治から路線バスで大三島の井口港に行き「料理旅館富士見園」さんへ。
 
生徒たちは旅館に着くとすぐに、海辺でカニ捕りに夢中。


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私は毎年、富士見園さんの料理を楽しみに大三島を訪れます。今年で7、8回目か。
 
 


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さあ、素晴らしい夕食が始まります。
 
 
 
井藤 好

夏合宿初日

7月24日の夜10時に僕らを乗せた東京駅発のサンライズ瀬戸・出雲は、深夜に、先行する東海道本線上の貨物列車が小動物と接触した影響で、約35分遅れで高松に到着。25日朝8:04分。

 
高松駅に降りると、潮の香りとクマゼミの合唱が僕らを迎える。そして朝食に、定番の讃岐うどんをいただき、うどん県香川にご挨拶。
 
9:30高松港発のフェリーで小豆島草壁港へ。そしてオリーブバスで寒霞渓へ。途中、何人もの外国人に出会い英語で話す。瀬戸内国際芸術祭が行われているためか、今年はひときわ、外国人観光客をよく見かけた。
 
小豆島はあいにくの小雨混じりの曇天であり、ロープウェイからの寒霞渓の眺めは本来のものとは言えなかったが、とても涼しく、渓谷の夏の緑は美しい。f:id:okstudiotoday:20160726022912j:plain


午後1時に寒霞渓を下りて、草壁港に戻り、そこからオリーブバスで、オリーブ公園口へ。オリーブビーチで3時過ぎまで泳ぎ、宿泊先の「プチホテルサザンモースト」さんへ。ビーチからホテルまで坂道を10分位登ったが、キャリーバッグとバックパック付きの身にはなかなかの運動となった。チェックインしてひと休みしたら、「サン・オリーブ温泉」へ。瀬戸内海を眺めながらの露天風呂を始め、ハーブ湯、エステ湯など多様な湯船が楽しめ、素晴らしく良い気分となった。f:id:okstudiotoday:20160802024752j:plain
オリーブ公園内ギリシャ風車
 
 
「サザンモースト」では瀬戸内海を眺めながらBBQで夕食。たいへん美味しかったが、大量のお肉や海鮮を食べきれなかった・・・、大満足、満腹です!


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ホテルの部屋からの眺め(オリーブの樹木群の向こうに瀬戸内海)
 
 
 夜8:30に生徒たちと共に就寝。
で、深夜1:30に目覚めた僕はこれを書いた。
 
 
 
井藤 好